久々の短編です

という訳で本当に久しぶりの短編です。
夏休みといえば例のイベントを忘れてはいけませんよねｖｖ
短編の内容は番長パロ設定と思ってください。

夏の恒例行事

コンラートことコンラッドはジュリアと幼い頃からの幼馴染の間柄である。
彼等が小学生の時、毎年夏休みの早朝に行われる「ラジオ体操」というイベントには休まず参加するのが日課であった。
と言うより、コンラッドの場合は参加させられていたと言った方が正しいのかもしれない。
これは彼等が小学生の時の出来事でありました・・・・・。

「はよーっす、ジュリア嬢」
「おはよう、ヨザック。今日はコンラッドと一緒に来てないの？もうすぐラジオ体操が始まる時間なのに、コンラッドったら何やってるのかしら？」
「あー・・・・コンラッドの奴、今日は何だか寝不足みたいで何をやっても起きないんっすよ」
コンラッドの話しをする時のヨザックの顔は遠くを見ている様でした。
ヨザックが起こしに行ったのはいいが、寝不足の中起こされて不機嫌MAXとなったコンラッドは何処からか刀を取り出して、ヨザックを追い払ったエピソードがあったとか無かったとか・・・・。
「そう、仕方ないわね。なら私が叩き起こしに行ってくるわ！」
「ちょっ・・・ちょい待った、ジュリア嬢。今はコンラッドに関わらない方が身のため・・・・・」
ジュリアはヨザックの話しを聞かずに全速力でコンラッドの元へ向かいました。
「・・・・大丈夫かな？ジュリア嬢」
そうぽつりヨザックは独り言をこぼしました。
・・・・数分後・・・・
あーたらしーい朝が来たきーぼうのあーさーだ♪
爽やかな歌がラジオから流れてくるのとは裏腹に希望どころか絶望の朝が来たような表情をするコンラッドと、どうやって彼を叩き起こしたのか一切謎に包まれるいつもと変わらないジュリアの姿がラジオ体操する小学生の中に混じっていた。
何があったのか知らない方が良いと察したヨザックはジュリアとコンラッドに何が起きたかは一切口に出さずにいましたとさ。